ISOE設立の目的

「職業被ばく情報システム (ISOE:Information System on Occupational Exposure)」は、OECD/NEA加盟国の原子力発電所に係る被ばくデータを交換するためのシステムであり、被ばく低減に資することを目的としている。1987年にその設立の検討を開始し、1989年よりパイロットプロジェクトを実施してきた。その成果を踏まえ、1991年10月2日の運営会合でISOEの実施が承認され、1992年1月よりOECD/NEA放射線防護・公衆衛生委員会(CRPPH: Committee on Radiation Protection and Public Health) の下に正式に発足した。
また、OECD/NEA非加盟国に対しても、IAEAを窓口として参加を募ることにより、全世界的な情報交換システムとして機能している。
日本は1992年4月から参加している。