平成18年度 2006年ISOEアジアALARAシンポジウム 2006年10月
(湯沢 日本)
アジア地域では昨年に続いて2回目となる、JNES/ISOE-ATC主催のALARAシンポジウムが、2006年10月12日(木)に、新潟県の湯沢町において開催された。参加者は、国内は電気事業者、メーカー等から、海外はアメリカ及び韓国から3名で、合計約40名であった。

水町次期ISOE議長を座長として、はじめに包括セッションで、EPRIの標準放射線モニタリング・プログラムの現状の紹介と、日本の原子力発電所の被ばく状況の報告があった。その後、国内の主要メーカー3社からの被ばく低減技術の紹介、及び韓国と日本の電気事業者からの6件の被ばく低減活動の報告があり、活発な議論が交わされた。
この中から、関西電力(株)中村晃氏の「大飯発電所における被ばく低減の取組み」が優秀発表として表彰され、2007年1月に米国のフォート・ローダデールで開催される2007年ISOE国際ALARAシンポジウムに招待されることとなった。

翌13日には東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所を訪問し、ABWRである6号機を見学した。


発表内容
包括セッション
タイトル 発表者 発表内容
EPRIの標準放射線モニタリング・
プログラムの概要報告
米国 EPRI
Dennis Hussey博士
概要 パワーポイント
論文
2005年度の日本の原子力発電所の
被ばく状況
JNES
和田茂行氏
概要 パワーポイント

メーカーからの発表
タイトル 発表者 発表内容
原子力発電所向け東芝除染技術 (株)東芝
四柳端氏
概要 パワーポイント
論文
線量低減に向けた日立の取り組み (株)日立製作所
太田信之氏
概要 パワーポイント
論文
ブラストを使った除染方法の紹介 三菱重工業(株)
二宮敏明氏
概要 パワーポイント
論文

電気事業者の取り組み
タイトル 発表者 発表内容
Wolsong原子力発電所の
ALARAプログラムと職業被ばくの傾向
韓国 KHNP
Choi Ki Young氏
概要 パワーポイント
論文
敦賀発電所2号機における
亜鉛注入の状況について
日本原子力発電(株)
永田暢秋氏
概要 パワーポイント
論文
水素注入環境下における
配管線量当量率上昇抑制対策について
中国電力(株)
梶谷博康氏
概要 パワーポイント
論文
女川原子力発電所における
線量低減の取り組み
東北電力(株)
和田克司氏
概要 パワーポイント
大飯発電所における
被ばく低減の取組み
関西電力(株)
中村晃氏
概要 パワーポイント
論文
東京電力のALARAプロセスの改善 東京電力(株)
高平史郎氏
概要 パワーポイント
論文